05. 鷹と蠍とドキドキ



「ビリビリってやつ、キラキラしててキレイ。」
「そうかい?『蠍』に喜んでもらえたなら、俺は嬉しいな。」
「うん。でもね『いかづち』。『ほし』と『そら』は今日どんなワルいことしたの?」

確かに、多少拷問に夢中になっていたせいか、当初の聞き出すという目的を忘れていたな。

「治療をしていた医療班の人の上に『空』が『星』を落としたんだ。」
「そう、その医療班の人間こそ、『星』が片思い中の…」
「てめぇぇええぇえ!言うなぁぁぁあぁ!」







「…『閃光』の姐さん。」
「あああああああああああああ!」

ボソリと『空』が暴露すると『星』が火のついたように叫び出し、事の大事な部分を妨害を試みたが、時すでに遅しだな。
しかし、ま、まさか、その若さで巨乳熟女がタイプとは…

「何だよ『鷹』テメェその「うわぁ…」的なドン引き顔は!悪いかよ!巨乳好きで、年上好きで悪いかよ!文句あるのかよ!」
「いざという時に引っ張ってくれるお姉さんって感じでいいんだよな?『星』?」
「テメェェエ゛!それ以上馬鹿なことを言うとマジ許さねえぞ!」
「はいはい、真っ赤な顔で怒っても『星』だから怖くないよ。」

「『たか』、『ほし』があたまもからだも真っ赤でトマトみたい。」
「そうだな、顔も隊服も、ぐるぐる巻きにしたマフラーも真っ赤でトマトみたいだな。」

何故マフラーも赤いかって?『蠍』が「赤でそろえたらかわいいかな?」なんて可愛いコトを言ったため、言い争いの最中に巻き直してみた。
多少先程のマフラーより長いため余りは、ぐるぐると巻いてみた。
「トマト巻き」よい子は悪い大人にレッツチャレンヂだ!
(よい子は真似をしないでください。)